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フィールズアカウンティンググループマンション管理組合 会計監査のブログ

自主管理の留意点

2018/6/20

管理事務を管理会社に委託していない管理組合は、一般的に自主管理マンションと呼ばれている。管理会社に委託している一般的なマンションが経費削減のため、自主管理に移行することがあるが、自主管理には以下のような問題点がある。

①管理業務に安定性・継続性がない

問題意識が高く、また専門的知識を有する役員がリーダーシップを発揮して自主管理への移行を決めたとしても、この役員が継続的に関与する保証はなく、引越しの場合には必然的に関与できなくなる。また特定の区分所有者が長期間にわたり役員として関与する場合、居住年数の浅い区分所有者が意見を言いづらい風潮が生じてしまう。

②建物・設備の管理が不十分になる可能性がある

管理会社ほどの専門的な知識を有している区分所有者は少ない。

③委託管理への変更が困難である

管理会社への委託には一定の費用が掛かるため、自主管理から委託管理に移行するための区分所有者の合意形成は難航することが多い。また管理状況が不透明な自主管理マンションの管理事務の引継ぎに慎重な管理会社も多く、自主管理から委託管理に移行することは困難といわれている。

管理会社に支払う委託管理費の削減は、すべての管理組合にとって魅力的である。しかし自主管理への切り替えが議論される場合、短期的な費用削減だけでなく、中長期的な視点において慎重に検討する必要があるのではないだろうか。

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